禁断の果実

このエントリーをはてなブックマークに追加

昨日の話になるのだが、僕はついに禁断の果実を口にしてしまった。
それはズバリ通勤ラン
市民ランナーであればその多くが一度は考えたことがあるであろうこの練習方法。
しかし現実的には時間的拘束や道具の準備、着替えの用意などに手間がかかることから二の足を踏む人も多いと思う。
それでも仮に週に一度でもこの練習が実施できるとそれだけでかなりの距離を稼ぐことができることから仕事の合間を縫って走る市民ランナーにとっては魅力的な響きがあることもまた否めない事実だ。
そんな通勤ランをするにあたって僕は環境的にかなり恵まれているとは思う。
まず何よりシフトの状況によってはほぼ昼くらいからの出社の日もあることから朝の時間問題はクリア。
さらに職場にはシャワーも洗濯機も置いてあるから職場について汗を洗い流してさらにはウェアを持ち帰る手間も省ける。
着替えや仕事道具などに関してはこの日のために前もって用意をして職場に置いておいた。
だから僕が通勤に際して持っていかなければならないものは財布や鍵、携帯といった小物諸々のみ。
そうするとランニング用の小さなバックパックで事足りるわけ。
僕の部屋から職場までは距離にしておよそ15キロ。
この距離もランナーにとってはまさに手頃でうまみたっぷりの距離でますます走り甲斐がある。
ここまで条件が整っていればもうやるっきゃない。
ということで出社時刻までは2時間という余裕を持っていざスタート。
昨日は朝からまさに快晴!という空模様でますます早朝ランの楽しさが倍増。
しかしどうも昨日は調子が悪く、自分ではそこまでペースを上げているつもりはなくても胸がつまるような感覚が離れずに苦労した。
ウォームアップを怠ったことが原因だとは思うが、おかげで最初のうちはリアルに吐き気もあって危なかった。
僕が今回通勤ルートとして選択したのは普段の練習では走らない道。
だからなのか新鮮な景色を充分に堪能しながらのランが出来たのだけれど、それと同時に土地勘がないところを走るということによる距離感のつかめ無さと、
よっぽどのことがないかぎりは問題ないだろうとは思っていても「遅刻したらどうしよう」という無意識の焦燥感が相俟って自然とペースは早めに設定されていく。
特に職場まであと数キロというところから始まる急な坂の応酬で職場に着いたときはポイント練習さながらの追い込みっぷりでヘロヘロ。
でもでも!朝から実りのある練習をこなせたという充実感と体を動かしたことによって脳が活性化されたことが要因で心配していた仕事中の倦怠感やらはなく、むしろかなりの快調さで気持ちの良い一日をおくれたことは何よりの収穫。
距離も稼げるし、爽やかな気持ちで一日を過ごせる。
通勤ランちょっとはまりそう…。


今日の走行データ。
距離:15キロ
時間:77分
平均ペース:5分8秒/キロ