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雑な感想、略して雑感

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長く家を離れて気になることは観たいと思っている映画の公開が終わってしまわないか。
とりあえず「ピラニア3D」はロングランでがんばってほしい。
そのぶん長時間のフライトで映画を観る機会も増えますが。
というわけで機内で観たものをつらつらと。


X-Men First Class」
キックアスのマシュー・ヴォーンが手作りヒーローの次に手がけたのは正統派ヒーローものだったという文脈だけですでにおもしろい今作。
キックアスも戦闘シーンとか実はとてもよく出来ていたんだけどキャラのアクが強すぎて見落としがちだったぶん、こちらはノイズなくガッツリ彼の如才ない手腕を堪能できました。
展開上サラっと流せるところとじっくり描くところのメリハリが効いていて観ていて心地よかった。
Second Classも期待していいでしょう!


「HANNA」
Chemical Brothersが音楽を担当しているという前情報だけでなんとなく気になっていた今作。
主人公ハンナ役の少女の佇まいも後押しして「トレインスポッティング」的にシャレオツ界隈マスト・ウォッチな作品になるのかなという印象もあったのですが、内容は正直イマイチ。
ちょっとの隙もないほど完璧に教育された戦闘マシーンで超がつくほど最先端の施設から脱走までしてるくせに安宿のチカチカ点滅する蛍光灯や電気ポットに驚いて逃げ出すってのはないでしょー。
ハンナを追う凄腕の殺し屋一派もドジ過ぎるし。コメディだったらいいんだけどねぇ。
映画の締め方のドヤ感も苦手でしたね。はいはいオシャレですねって。


「Midnight in Paris」
ウッディ・アレンが長いキャリアで最大のセールスを叩き出したという今作。
イーストウッド御大にしろウッディ・アレンにしろキャリアの(おそらく)最晩年でキャリアハイを更新しているというのは全ての作家にとって大きな意味を持ちますね。クリエイティビティはいつだってフレッシュでいられることに言い訳はきかないですよ。
今作はいいですね。
パリの街はきれいだし、押し付けがましくなくクスっと笑えるユーモアセンスは爆発しているし、なによりロマンスに満ち溢れてる。
さてさて20年代のパリはフィッツジェラルドヘミングウェイ、さらにはピカソが夜毎に集い、語らい、表現を高めていった黄金時代。
でも今だって数十年後から見ればとてつもない才能が集ったすさまじい時代だ!と羨む声が上がるかもしれませんよ。
過去を尊び崇めること、それ自体は人間の持つどうにもできない本質なのですが、必要以上に今を卑下することもないのでしょう。
Youtubeのコメントなんか見ると、最近のヒット曲は・・・的な言説から90年代のヒット曲に賛辞が送られているのをよく見ますが、当時は当時で小室ファミリーに辟易としてた人も多かったんじゃないですかね。
オーエン・ウィルソンが繊細なキャラを演じるのは意外でしたがいい化学反応が起きてましたよ。
日本公開するのかな?恵比寿ガーデンシネマがあったら絶対やってたんでしょうね。