決断の時

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テロ新法の参議院での採決の時が迫っている。
参院第一党である民主党は一貫してこの法案に反対の姿勢を見せているが、否決をする姿勢は今のところ見えないままだ。
仮にこの法案が採決されないままでも、自民党が法案の衆議院での採決から60日経っても参議院で採決されない場合は否決したとみなす、いわゆる”みなし否決”のルールに則って衆議院へ法案を戻して再議決を計ることは揺ぎ無い事実だ。
いずれにせよ結果は見えているのだから、この際民主党は党意をはっきりと示すべきではないだろうか?
態度をはっきりとさせないままで継続審議に持ち込もうとしたり、法案自体やその他様々なスキャンダルなどの追求を盾に自らの考えを示さないのは「次の内閣」を標榜する党としては頼りない。
そもそもテロ新法に反対の立場を堂々と示しているのに法案を否決しないのは言行不一致極まりない。
決断に対する説明責任を恐れているのであれば、他の党の批判などできるはずもない。
タイムリミットは今月の12日。さてどうなるだろう?