山岳山脈愛燦々

iPhoneで書いてます。と、わざわざ話題にしてしまう自分は旧世代の人間なんだなあと実感する日本の車窓からお送りしています。

東京金沢間を新幹線で移動して思い知るのは日本は山が多いということ。全行程の2/3はトンネルなんじゃないか?
つまり携帯の電波が通じるのは非常に限られた時間のみなんですね。
旅の途中くらい電波から解放されてもいいじゃないと思うけど、トンネルばっかで旅情を感じにくいんで痛し痒しですな。
仕事で新幹線に乗ってる人にとってはどうだろう? 電波が通じにくいと開き直って一切仕事しないという選択肢もあるけど、急ぎの連絡とかメールチェックなんかができないことがデメリットに感じる人もいますよね。
東海道新幹線みたいにWiFiが使用可能でもなさそうなんでビジネスマンや観光客、とくに海外の方々には不便ですね。東海道新幹線も有料なんで観光客にはあんまり使えないかもだけど。
要は観光立国のためにも新幹線の車内で無料WiFiが使えるといいのに、と思った次第。
ニューヨーク市が街中に無料WiFiのスポットを提供していくなんてニュースもありましたし、日本もそれくらいドラスティックにやってくんないすかね。
って書いてアップロードしようとしたら圏外になってしまったのでアップロードできません! コンニャロ!
ただ北陸新幹線の車内は各座席にコンセントが完備されててポイント高いんだよなー。

たけしの挑戦状並! カニエから謎のメッセージが襲来でお手上げの巻。 #TLOP

バドミントンの選手が違法カジノの疑いのある店へ出入りしていたというニュースを聴くたび、そもそもカジノは日本で違法ではないのか? という疑問が浮かんでいる夜の東京。

金をかけなきゃカジノ遊びしてもいいってことなのかなと推測しますが違法ギャンブルの疑いが強いパチンコ店に出入りする著名人の報道はないので違法カジノの疑いがある店へ出入りした選手も心配ないと思ったのかなぁ。

 

ここ数日わたしの脳内の一部にとどまったまま消えない懸念がカニエ・ウエストの新作『The Life of Pablo』のダウンロードリンクがいつまでたっても送られてこないことです。

問題の発端は蟹江氏がこの作品を華々しくローンチしたと思ったらまったく利用者が増えず風前の灯火な音楽ストリーミングサービスTIDALでのみ聴けるようにしたことです。確か蟹江氏もこのビジネスにいっちょかみしているのでなんとかテコ入れをはかったのだと思いますが、日本ではそもそもこのサービス自体が利用不可のため非常に困っておったのです。とは言え別に聴こうと思えば聴く方法はあるんですけど、なんかその手間を惜しんだんですね。

そこから紆余曲折、ついに蟹江氏がオンラインで新作を販売するとアナウンスして購入ルートもできました。もちろんすぐに手続きして購入。したのですが! これが今日になっても続く悩みの種となりました。

なんせ購入から12時間後には送られるというダウンロードリンクが来ない! 待てど暮らせど来ない!

普段は問い合わせメールなど送ったりしないわたしもさすがにしびれを切らしてアクション起こすもまだ来ない。ようやくダウンロードリンクが来たのは今朝のこと。

少々急ぎだったこともありこれは帰宅してからのお楽しみ、と仕事をしながらも常にそのことを頭の片隅に置いてようやく帰宅。軽くメシくったりなんだかんだしてついさっきついにダウンロードを開始。したのですが! リンク先に待ち受けていたのは"Release not in the user's locker"という謎の言葉のみ・・・。

 

蟹江さん、お願いだからクパチーノの軍門にくだってください。

 

Kanye, how could you be so heartless!!

www.youtube.com

 

 

 

ジェーン・スーに魅せられて

っていうタイトルで昨日からの続きみたいな記事を書こうと思ったのですが時間がないので手短に。

言いたかったことはこの連載を読め! ということ。まだ2回めだから余裕で追いつける。

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褒めるところしかない。

文体は軽やかで読みやすく内容も微笑ましいのだけれど全体にセンチメントの膜が薄く張られているかのようにちょっぴり切なさに彩られている。これを美文と言わずしてなんと言おうか。

昨日とりあげた鈴木涼美さんの文章とはまったく別の魅力があってボクはどちらも等しく好きなのだけれど、例えばひとりで旅に出たとしたらジェーン・スーさんの文章をお供にしたい。そしてふとひとりの寂しさに襲われた時、この文章を読んで孤独の甘い痛みに浸るんだと思う。

 

ちなみにジェーン・スーさんのベストセラーといえばこれ。こっちはスーさんがラジオで話すテンションで書かれていて上で紹介した連載と趣は違うかな。こっちもべらぼうに面白いですが。

 

手短にと言いつつ筆が乗ったのでもう少し。

この人は文章も書いてもラジオパーソナリティをやっても素晴らしいのに作詞家としても辣腕をふるっていて、土岐麻子さんとの仕事などが特筆すべきものなのでしょうが、ここはやはりトマパイの曲を貼っておきたい!


Tomato n' Pine 「10月のインディアン」

 

PS4U(初回生産限定盤)(DVD付)

PS4U(初回生産限定盤)(DVD付)

 

 

ま、これについては小難しく評論めいたものを書いても自分の洞察の浅さを露呈するだけなのでこれにて以上!

 

とにかく連載を読むべし!(最後にまた貼る)

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鈴木涼美にあこがれて

厳冬期は抜けたのにここにきてうっすら喉の痛みを感じている肌寒い春の夜です。このまま今年は逃げきれるかと思ったのにいまさら風邪なんて。季節の変わり目に体調崩しがちな自分がイヤになるな〜。

むかし仲良くしてたセンパイが風邪気味のときはC-1000タケダを一気飲みして寝れば大丈夫って言ってたのを真に受けて何回か試したけどまったく効かなかったの思い出したわ。

それなら山本昌(だったはず)流に風邪気味かなと思ったら風邪薬を大量に摂取して寝るという予防法というか強攻策に出たほうが確実な気がすると判断ができるくらいには成長しました。

 

タイトルにあるお名前はいまボクがかかさず読むブログのひとつの書き手さんで、著書も読んでいるのですが、なんというかこの人の文章が妙に好きだなということを書いておこうと思った次第。

 

身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論

身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論

 

 

この本なんかはかなり独自の文体で書かれているので苦手な人は相当苦手なことは想像に難くないのですが、そういうものこそハマる人はハマるもので、まさにそこにハマったクチ。

その流れでブログもスタート時から一回も逃さず読んでます。内容はほぼ身辺雑記、あとはいい男とはいい女とはみたいな俗な話題が中心でこれを読んでなにか身になるものがあるわけではないんだけど、やっぱ文章がいいんだよなあ。圧倒的な軽さ! ダラダラと流れだすものをそのまま書き連ねてるだけ(に見える)の無為自然さとでも言いますか、そういう気負いの無さが良い。

で、そんなテンションのままさらりと真面目な内容を挟むことがあってその時の軽やかさはすごかった。

これがその記事。

lineblog.me

 

どうしてもオレは真面目なこと書くぞ!ってう時は肩に力が入りがちなのでこの軽やかさに憧れます。

ってここまでの文章がすでに軽さに欠けてんだよなー。

ま、憧れは憧れってことで。この人の文章ほんと面白いのでよかったら読んでみてくださーい。

 

 

 

おとなの贅沢

相変わらず蟹江さんからの新作ダウンロードリンクが送られてこない春の夜です。

それでもまだ平気でいられるのはほかに聴きたいものが溜まっているから。ここ数年しっかり音楽に向き合うことが減っていたけれど久しぶりに音楽熱が高まってます。

 

アルバムをじっくり拝聴して思った結論。

ながら聴きではなくじっくり音楽を聴くってすっごい贅沢な時間だな。映画に比べればアルバムなんて長くても1時間ちょっとなのに、音楽にだけ集中するこの1時間のなんと尊いことか。

学生の頃に聴いていた曲はとてもよく体に馴染んでいるのに大人になってから出会う音楽に同じ思いを抱きにくいのは音楽に向き合う姿勢に原因がありそうだ。

あの頃は同じ音楽を何度もそれだけに集中して聴いていたもんな。いまは音楽を聴くことだけに時間を捧げるのがとてもむずかしい。

映画館で映画を観るのは半強制的にスクリーンに集中させられるから2時間じっくり時間を使えるのに、家で音楽を聴くとなるとそうはいかない。ついついスマホをいじってツイッター見たりLINEしちゃったり。

 

でもたまにはなにもせず好きな音楽を、新たな音楽を1時間じっくり聴いてちょっと贅沢な気分に浸るのも悪く無いと思った次第。

いまさらすぎて恥ずかしいけどマムフォード・アンド・サンズすっげーいいですね。

これがいいたかった。

 

www.youtube.com

 

サイ・ノー・モア

サイ・ノー・モア

 

 

 

 

春の嵐/いい話のジレンマ

Kanye Westが新作The Life of Pabloをネット上で一般に販売開始したのでさっそく手続きするも一向にダウンロードリンクが送られてこないここトーキョー。どうやら同じようなトラブルが世界的に報告されているようなので安心。いや、安心しちゃダメか。蟹江さん、はやくリンクくださいね。

 

今日も強い風の中を走りました。

ほんと自分が走るときに限って風が強くなるのなんなのと思うのですが、とある地点だけ異常なほど風が強いのは完全にビル風というか地理的なものが影響していることは確か。ちょっとまともには走ってられない風力なのでいっそのことそこにタービン置いたら案外風力発電できんじゃね? とかなり浅はかな考えさえ浮かびます。

とは言え桜と春の嵐はワンセットっていう自然の摂理が世の儚さを体現しているようで意外と嫌いじゃなかったりします。

春の嵐という言葉を思い浮かべるたびに思い出すのはこんな曲。


春の嵐 - bonobos

 

 

突然ですけど、いい話好きな人っていますよね。

ちょうどいまさっきfbを見たらまた誰かが真偽不明のスター感動話みたいなのに『いいね!』してたので脱力したところです。

なんかしゃくなのでリンクも張りませんがおおまかに箇条書きで説明します。

・とある有名サッカー選手が主人公

・彼が養護施設にお忍び訪問し子どもたちとサッカー

・なぜかそこに新聞記者がいた

・学校から出てきた選手に直撃インタビューする記者

・「これは人気取りのためですか?」

・意地悪な質問に選手は「僕のほうが彼らからたくさん色んな物をもらってると思わないかい?」と聖人君子の返答

・記者は自分の底意地の悪さを反省

 

って、こんなあやしすぎる話を「いいね!」する勇気ボクにはありません。

同じように疑惑の目を向けて記事にコメントした人に「素直に感動できないなんて可哀想なやつだ」と反論する心のキレイな人がいらっしゃいましたが、多くのいい話クレクレさんって結局『聖痴愚』的な思い込みに毒されているだけでさ、養護施設っていうキーワードと清廉なイメージのあるスポーツ選手が、まさにそのイメージ通りの役割で配置されている話が好きなだけじゃん。

こっちからしたらこれこそ差別だろってなもんで、養護施設にいる子どもたちはみんな心が真っ白ないい子たちなのであるというイリュージョンを押し付けてるに過ぎないでしょう。

 

話はそれるけどいま話題の乙武さんにしたってブラックな部分があるのは人間だから当然だし、なにより昔から彼自身や吉田豪さんがガンガン暴露してるわけでさ。

youtu.be

 

それを身体障害者(および知的障害者)はいい人であるという「そうであってほしい願望」を守るために見ざる聞かざるで知らんぷりしてた人がヒステリックに「そんな人だと思わなかった!」とか騒いでも本人もいい迷惑なんじゃないかな。(念のため言っときますが不倫自体を肯定してるわけではないです)

 

ちなみに、世にはびこる「障害者はいい人たち」信奉者を逆手にとった快作に『リンガー! 替え玉★選手権』という映画がありますのでぜひご覧になればよいのではと思います。ま、そういうナイーブ(英語本来の意味で)な人は絶対手に取らないタイプの映画ですけど。

 

閑話休題。そもそもこの話がよもや事実だとは思えないのは、なぜか養護施設に居合わせた記者の「人気取りですか?」って質問の部分ですよね。なにこの非実在記者。すごい胆力だなー。百歩譲ってこの話が本当だとしたら、スター選手のうまい返しを賞賛する前に、このとんでもない悪意を持った記者に興味が湧くタイプです。この状況でこんなこと言えるなんてよっぽど壮絶な生い立ちなんだろうな、と。いい話クレクレさんもそこまで想像力働かせましょうよ! 彼(彼女)だってきっと好きでこんな質問したんじゃありませんよ。社会が、周りの人間が彼(彼女)をこんなにしてしまったんです。その背景にこそ問題意識をもち共に変革を起こしましょう!

 

ボクはなにもこういういい話がダメだと言ってるわけじゃなくて、SNSなんかで拡散されがちないい話の多くが根底に逆ベクトルに偏見を助長する仕掛けを施した巧妙なフィクションであることを懸念しています。

今回の話は有名人が実名で使われているところがさらに悪質。

『いい話』が好きでそれを拡散しがちな人が実際に優しくて思いやりのある人だからこそジレンマも深まります。僕のfb上でこの記事を「いいね!」してた人もめちゃいい人ですし。

 

「素直に感動できないなんて可哀想なやつだ」

ほんとこのコメントに集約されるなぁ。内容の真偽はどうであれ自分が信じたいものを信じることが素直さであるなら、それは思考停止なだけ。

あと、自分と違う意見をもつ人を可哀想なやつと切り捨てることができる絶対の正義観も怖いなあ。きっとこの話の主人公であるサッカー選手ならボクみたいな人間も否定せず受け入れてくれると思うんですけど、いかがでしょうか。

 

1918年のワンダーウーマン

三寒四温の頃になるとその日の気温で一喜一憂することになって気分も乱高下しますな。さりとて気候の良し悪しは人間の精神状態に大いに関連があると思うわけですよ。単純ですけど温暖な気候の下で生きる人と厳しい気象条件で生き抜いている人のパースペクティブが同じにはならんだろうと。

具体名は出しませんがヨーロッパの北の方と南の方で経済状況とか福祉体制に大きな差異があるのは生き抜くための心構えとか覚悟みたいなリアリティの差そのものな気がしますね。

これ本題とはまったく関係ない与太話ですけどね。

 

興行面での大成功とは裏腹に批評的にはわりと厳しいこと言われがちな『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』観ました。


映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』特別映像【HD】2016年3月25日公開

 

思ってたよりは悪くなかったというのがワタクシの受け止め方です。Set the bar low though.

 

バットマン対スーパーマンってどう考えてもバットマンに勝ち目ねえじゃん」とはワタクシの会社のライトな映画好き先輩の弁ですが、それを言っちゃあおしめえよということをズバリ言ってしまうのがこの先輩のお人柄でありますので「いやしかしですね、バットマンDCコミックスの中で最も狡猾なキャラでありまして勝つための対策は徹底的にする野郎なんです。それにそもそもこれは映画なんですし下馬評を覆すダイナミクスにこそ映画のだいご(以下略)」とまさにバットマンの如く徹底抗戦で先輩を論破することもなく穏便にその場をやり過ごしたわけですが、思った通りバットマンはやる男でした。

 

『マン・オブ・スティール』のときからどうにも肩入れしにくいキャラだと思っていたスーパーマンは相変わらずキャラ造形にパンチがなく、ただのサイコになったレックス・ルーサー・ジュニア(ジュニア?!)に屈するシーンも可哀想というより見ていて痛々しいというか惨めにしか思えず、ヒーローのジレンマとか正義とは悪とはを問いかけるはずのシリアス路線が凡庸な葛藤や枷に苦しむ程度の、ダークで陰鬱なのは画面の見た目の影響が9割、な作品であることは確かです。

 

その中でバットマンに負けず劣らず頑張ったのがワンダーウーマンで、登場シーンのBGMなんて「ここだけ別の作品か?」と思わずにはいられない盛りっぷり! 『マン・オブ・スティール』のワタクシの感想が下なんですけど

 

 

同じ体で言うならワンダーウーマン登場シーンは「絶頂!」

色んな物がドバドバ出た感じ。

劇中でワンダーウーマンが過去に激写されている写真が出てきますけど、その写真のご尊顔とリアリティがたまらなくて、なんならその写真だけでイケるんじゃないかってね。

もうとにかく1918年にベルギーで撮影されたその写真だけでも劇場で観てほしいくらい。正直ググったら見れるけどスクリーンでぜひ。パネマジなし!

ここ最近19◯◯年の〜という本が立て続けにヒットしてますけど次はぜひ『1918年のワンダーウーマン』で! 

 

ワンダーウーマン繋がりで最後に、『エイジ・オブ・ウルトロン』の時も今回の『バットマン vs スーパーマン』の時も戦闘シーンを観てドラゴンボールの実写化を見ている気にすらなったのですが、2017年に公開予定と言われているワンダーウーマン単独作では別の少年ジャンプの名作を疑似体験できそうな予感。

 

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(写真はimdbより 

http://www.imdb.com/media/rm2793938688/nm2933757?ref_=nmmd_md_pv#

 

聖闘士星矢!!