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OUTFOXED

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映画「アウトフォックス 〜イラク戦争を導いたプロパガンダTV〜」
監督:Robert Greenwald


フォックスニュースチャンネルと、その創設者ロバート・マードックがいかに巨大メディアを統率・操作してきたか。そして視聴者の意識をいかにコントロールしてきたかを描いたスリリングなドキュメンタリー。


Outfox:出し抜く、裏をかく


メディアは公正・中立に。
立派な建前とは裏腹に恣意的にこちら側の意識を操作するような論調または編集。
それらを巧みに利用してメディアが目指すのは何か?
利益だ。
たくさんの人に共感を、怒りを、不安を与えることでメディアの信頼性は高まり利益もそれに比例していく。


アメリカのFOX News Channelはまごうことなき共和党の御用メディアだ。
保守的なアメリカ人の喜びそうな話題ばかりをずらりと並べて、彼らの主張にそぐわない意見はばっさりカットしていく。
冷静な頭で考えればあまりに一方的で訝しい情報がなぜか大衆の多数を浸食している。
イラク戦争の大義名分だったイラクにあると言われていた大量破壊兵器
これが存在していなかったことは周知の事実だが、FOXしか見ていない人はそれを長いこと知らずにいたのだ。
しかしそんなことはFOXには関係ない。
誤報だろうがなんだろうが、多くの視聴者がついて利益があがればそれでいいのだ。


こんな状況は何に、そしてどこに原因があるのだろう。
大手メディアの暴走は彼らの問題なだけなのだろうか。
鶏と卵じゃないが、メディアが先にこの状況を形成していったのか、それともそんな報道を望む一般大衆という存在が先に立っているのか。
どちらが先であれ、世論を形成するのはメディアではなく、あくまで我々であるという意識をもって我々が公平と中立な視点からそれぞれの意見や思想を作り上げていくしかない。
マスメディアは終わった。これからはミドルメディアだ個人メディアだという言説がかまびすしい。
メディアが変わろうとも「見たいものしか見ない」という姿勢がこちらがわにある限り成れの果ては案外同じなのではないだろうか。



ビデオは有志の方が作成した映画のダイジェスト。