走りについて

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昨日久しぶりに走った。手元のメモによると前回最後に走ったのが10月2日ということだからおよそ2週間ぶりに走ったということになる。その間に僕は不覚にも風邪をひいて長いこと(というか今もなおだけれど)あふれ出る鼻水と格闘していたので一応体調に留意して走るのを控えていた。けれどこの鼻風邪があまりにも長引くので昨日はしびれを切らしてついに走ったかっこうになる。
実は風邪の最盛期に東京マラソンの抽選結果の発表があり、これはまあ見事に落選してしまったのだけれど、そんな風にして肉体的にも精神的にもダメージをこうむっていたりもしたので、「もしかしたらこのまま走らなくなっちゃうのかなぁ」なんてぼんやり考えたりもしていた。
でも僕は自分が想像していたよりもはるかに走ることが好きらしい。昨日は復帰初日ということもあって、ゆっくりと1時間程走ったのだけれど、その間僕の顔はニヤニヤしっぱなしだった。おそらくすれ違った人は奇異に感じたことだろう。思うに僕は「東京マラソンに出たい!!だから走る」という順序ではなくて「走りたくなった。そしたら近場で大きなレースがあった。それじゃあついでに出てみよう」という順序で走り出したから抽選の結果はそれほどモチベーションに影響しなかったのだと思う。もちろん抽選に受かっていれば今以上に気合の入ったトレーニングをしていただろうけどね。
ちなみに最近はすっかり涼しくなったので本当に走るには最適な時期だと思う。「夏に頑張った人は秋になると素敵なご褒美をもらえる」とはだれか著名な(名前は失念しました)ランナーの方の弁だったのだと思うのだがまさにそれを肌で実感している。もちろん夏のRunには夏のRunの楽しさもあって、僕は走り終わって自分から流れ落ちる汗が濡らしたアスファルトを見るのがとても好きだったりする。「あぁ、俺、頑張ってる」って軽い自己陶酔に浸れるからね。そういった観点から見ると今は走り終わったときのあっさり感が少し物足りなくもあるのだけれど、純粋に走っているときに楽しいと思うのは今の季節なのです。