映画 The Interview上映中止の話題に乗じてセス・ローゲンとジェームズ・フランコについて書くぞ!

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巷間、騒がれておりますアメリカのソニー・ピクチャーズが北朝鮮(と思しき勢力)にハッキングされた事件と、それに付随して『The Interview』というコメディ映画が上映中止になったことについて映画評論家の町山さんがラジオ番組で「騒いでるやつみんなバカ!」とぶった切っておりますが、その話が我が意を得たりということで僕もこの話題に乗じて、映画に主演しているセス・ローゲンジェームズ・フランコについてちょっと書こうと思います。

 

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まずこのふたりがどういう人なのかを理解するためにこの動画を御覧ください。


James Franco & Seth Rogen - Bound 3 (Vague ...

 

これはカニエ・ウェストが妻のキム・カーダシアンと共演した『Bound2』という曲のビデオをふたりがパロディしたものです。冒頭に『The Interviewの撮影に合間に制作した』というテロップが出るのが今ではさらにおかしみを増していますね。

ちなみに本家はこっち。


Kanye West - Bound 2 (Explicit) - YouTube

 

これ見比べると本家のほうがマジな分おもしろいのですが(笑)セス・ローゲンジェームズ・フランコという人は基本的に露悪的で下品でバカなことをしたがる人たちなんですよ。

最近だとこんな写真も自らアップしてます。

 

 ことほど左様になにかとBLっぽさを全面に押し出すふたりなわけですが、共演した映画も推して知るべしな内容で、『スモーキング・ハイ』はひょんなことから麻薬の密売組織のトップに狙われる羽目になったふたりがマリファナでハイになりながら組織と戦うという映画。

『The Interview』をのぞけば直近の共演作『ディス・イズ・ジ・エンド』は現状のアメリカコメディ映画のオールスター(の中になぜかエマ・ワトソンもいる!)と言える面々が全員本人役で出演しているという意欲作。なのに内容はと言えばかなりのコメディ・リテラシーを求められる、言い換えると彼らのファン向けの 映画です。(もちろん僕は大好き!)

せっかくなのでトレーラー貼っときます。これ見てもやっぱふたりのバカさが際立ちますね。


『ディス・イズ・ジ・エンド』衝撃の本編映像 - YouTube

 

というわけでわざわざハッカーが上映中止を求めた映画が、そんな大事にする価値があったとは到底思えないわけで、まさに町山さんが言うとおり周りが騒げば騒ぐほど、当の本人たちはほくそ笑んでるのではないかと思うくらいです。

 

とは言え、このままセス・ローゲンジェームズ・フランコがただのバカという印象だけ残すのもフェアじゃないので、ふたりが真面目な役に徹している映画も紹介しておきます。というかふたりとも基本はクレバーな人たちなんで。

 

まずセス・ローゲンと言えば『50/50』でしょう。


「50/50 フィフティ・フィフティ」 予告編 - YouTube

 

若くして突然のがん告知を受けた主人公を支える親友役としてセス・ローゲンは出演しているわけですが、この役は実際に彼がこの映画の脚本家である友人に対して接したそのままの彼なんだそうです。

本人からガンであることを聞かされた周囲の人々が途端に本人に対して過剰に優しくなったり、気をつかいすぎる場面でセス・ローゲンだけはいつもと同じようにジョークを言ったり悪い遊びに誘ったりしていた、と。そのほうが本人も気が楽になるだろうと思っての行動だったらしく、ほんといいヤツだなあと思わされます。

映画本編も直球で心があたたまる素晴らしい内容でした。

 

そしてジェームズ・フランコですが、彼はセス・ローゲンに比べると真面目なを演じることが多いですね。まあ顔も二枚目ですし、似合っています。

サム・ライミ版の『スパイダーマン』でスパイダーマンの敵となったハリー・オズボーン役、猿の惑星のリブート版『猿の惑星:創世記』でシーザーと心を通わせる主人公のウィル役などもありますが、彼の魅力が堪能できる1番の作品は『127時間』でしょう!


映画『127時間』予告編 - YouTube

 

絶妙なノリの軽さと絶体絶命の窮地に陥ってからも真面目さの中にどこか飄々とした雰囲気を漂わせる彼の演技がクライマックスの悲壮さと勇敢さに強烈なハイライトを与えていました。これも素晴らしい名作!

 

ふたりの関連作品では他にも紹介したいものがたくさんありますが、長くなるのでまずはここまで。

ソニー・ピクチャーズが映画の上映を中止したことについては、表現の自由の問題が絡むなど真面目に論じたくなる気持ちはわかりますが、やっぱ該当の映画が映画だけに報道を聴くだについつい笑いそうになってしまいます。

それに上映中止自体に僕があまり興味がないのは、どうせこの映画日本で劇場公開しないからってこともあります。

ていうかアメリカのコメディは日本で無視されすぎ!!な現状のほうを憂いてますよ。

この話題は長くなるのでここでは割愛しますが、アメリカのコメディ映画を日本でもデッカイスクリーンで大音量で観られるようになってほしい!!という気持ちもあって、今回は素晴らしいコメディ作家であり役者でもあるセス・ローゲンジェームズ・フランコについて書いてみました。

 

 

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