今年の10枚 5位〜1位

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前置きはなしでさくっと行きます。


5位 レキミ/レキシ



レキミ (ALBUM+DVD)

レキミ (ALBUM+DVD)


実はいま日本で一番メロディが書ける作家はレキシこと池田貴史なのではないかと思うくらい矢継ぎ早に繰り出される自由奔放な曲が楽しい楽しい。
そんな美メロに乗るのがとことんふざけに徹した歌詞というユーモア精神もたまりません。
ほんとに聴いて損ナシ。ハズレ無しの安定物件でございます。


4位 B級映画のように2/田我流



B級映画のように2

B級映画のように2


今年最大の出会いはこの人でした。
音楽だけでなく、生き様にも惹かれています。
臆さずまっすぐに言葉を放つ。だからこそ表現が強く刺さる。
ECDを客演に招いた「Straight Outta 138」は今という時代を鋭く射抜いたストリートからの告発文。
選挙の後に聞くとさらに重みが増します。


3位 Channel Orange/Frank Ocean



Channel Orange

Channel Orange


ビデオにはYUNAによる「Thinkin Bout You」の絶品カバーを貼り付けてみました。(これほんと好きすぎるんですよ)
これについては2011年のアデルみたいに、2012年の世界的マストを1枚だけあげろと言われたら好事家のおそらく8割はこれをあげるだろうなというくらいにもはや今年の現象と言っても差し支えない作品なので、教養として聴いておきましょう。



2位 PS4U/Tomato n' Pine



PS4U(初回生産限定盤)(DVD付)

PS4U(初回生産限定盤)(DVD付)


PS4Uと書いてPop song for you。
アイドルがアイドルであることを真正面から受け止めた結果うまれたのは魔法のようなポップソング集でした。
その魔法はかつて小沢健二がほんの短い間だけ披露した魔法。彼女たちもまた夢の様な世界を置き土産に今年いっぱいで活動を終えます。
個人的にこのアルバムは夏の一人旅のBGMだったこともあって思い入れが強く、特別な感慨なしには聞けない大切な作品です。


1位 リトルメロディ/七尾旅人



リトルメロディ

リトルメロディ


311が表現者に付きつけたものは枷か翼かふたつにひとつ。
あるものはフィクションを凌駕したノンフィクションに打ちひしがれ、またあるものは洗い流された土地から豊かな想像力を飛翔させた。
七尾旅人は自らに科した枷を自らの力で引きちぎり、空高くまで飛び上がった。世界中に希望の歌を届かせるために。
ここには全てがある。あの日ぼくたちが失った全てが。