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これもおもしろかった。



ホルモー六景のあとがきで有栖川有栖が言っていたようにマキメのホラ話が今回も冴え渡る。
大阪国だの豊臣の末裔だの風呂敷広げまくって、その実はなしのおおもとにあるのはいたって普遍的な父子の言葉にしないからこそ強く繋がる関係性と、それを知らんぷりで見守る母娘の柔らかく優しい関係性。
現実に転がる事実を巧みに利用して作り上げる大嘘。すごい創造力。
映画には綾瀬はるかが出てるから「彼女がゲンズブール?」と訝しんでたらキャラ設定変えてたみたい。
鳥居役の綾瀬はるか。想像できてしまうからおもしろい。
でも結末の付け方どうするんだろう。映画版もちょっと気になる。



プリンセス・トヨトミ (文春文庫)

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