MACHETE

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映画「マチェーテ」 10'米

監督:ロバート・ロドリゲス
主演:ダニー・トレホ


マチェーテダニー・トレホ)は元メキシコ連邦捜査官。ある潜入捜査に失敗した際に家族を殺された彼はいまテキサスで違法移民として日雇い業務に従事していた。ある日、謎の男から上院議員マクラフリン(ロバート・デ・ニーロ)の暗殺を依頼される。断る道を断たれたマチェーテは仕方なく依頼を引き受けるがそれは選挙を控えたマクラフリンの人気を高めるために仕組まれた罠だった。



上映5分で好き嫌いがハッキリ分かれるくらいぶっ飛んだオープニングから始まる今作。もちろん僕はだーい好き。
もともとロバート・ロドリゲスタランティーノと制作した映画グラインドハウス内のフェイク予告編として本当に予告編でしかなかったものがそのあまりの「面白そう」感から話題となり実際の制作にいたったという素敵なエピソードを持つマチェーテ
ちなみにこちらがそのフェイク予告編。



ブッラクスプロイテーションならぬメクスプロイテーション(アメリカに住むメキシコ系移民のためのエクスプロイテーション)映画と銘打たれただけあって画面に登場する全てが露悪的なまでにステレオタイプなお約束のオンパレード。
出てくるメキシカンの男はみんなとにかくむさくて不潔そうなやつらばかり(でも悪い奴はいない)なのに比べて白人の男はやたらと身なりが整っていて悪いことを考えている奴らばかり。
そして女達は人種を問わずホットな子しかいない、ってバカか!と思うけどそれを徹底的にやられると、もう笑えてくるんだよね。
リンジー・ローハンなんて本当にビッチだけどこの作品の中だとそのビッチさが愛嬌にしか見えないという役得。
ジェシカ・アルバの可愛さも…ってこのままだと全てのホットギャルズについての熱い想いを吐露するだけで終わりそうなのでこのくらいにしておきますが、ミシェル・ロドリゲスになら殺られてもいい!!
あとはバイオレンスシーンかなぁ。語弊があるかもしれないけど、爽やかなんだよね。
首とかスパーンッ!てちょん切られるんだけど、そのスパーンッ!!具合がスパーンッ!!過ぎてエグさが全くないの。
あっ!あと病院で腸の長さについてミニスカの看護婦が会話するところがあるんですけど、それがまさかあの衝撃シーンの伏線になってるとわ、なんて細かなところまで隙のない作りには感嘆の声をあげましたよ。
と・に・か・く!スクリーンから片時も目を離せないしずっとにやけっぱなし(笑)
こういう映画こそ大きなスクリーンと爆音で楽しんで欲しいなぁ。