A TEAM

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映画「特効野郎Aチーム THE MOVIE」 10年 米
監督:ジョー・カーナハン
主演:リーアム・ニーソンハンニバル
   ブラッドリー・クーパー(フェイス) 
   クイントン・ランペイジ・ジャクソン(B.A)
シャルト・コプリー(マードック


感想を述べる前にまずはこちらの写真を見てもらいましょう。


おい、ふざけろB.A.


昔も今もまんまじゃねーか。
それに比べてフェイスの変わりようね。
なにですか、イケメンの定義は時代と共に移り変わるけれど、筋肉野郎のイメージはもうこれで決まりですか。
ま、今どきぴっちり横わけのイケメンもそれはそれで困るけどさ。
というわけで今昔の写真を見比べればわかるように、今作は昔のテレビドラマ版から大きくイメージの変わったフェイスのための一作でした。
ブラッドリー・クーパーはこの前に主演したハングオーバーが大ヒットで今は乗りに乗ってるし、その待遇にも納得ではあります。


数えてたわけではないけれど、感覚的には3分に1回は爆破シーンおよびそれに準じるアクションシーンがあったように思える今作。
その中で最も印象的というかもはや失笑すら浮かべてしまうのは中盤に配置された戦車を使ってのトリック。
前代未聞、戦車が空を飛びます。
ある意味では映画史に残る名場面を残したわけですが、そんなトンデモシーンのせいでその後のアクションにはじゃっかん見劣り感を覚えてしまうのは映画的には不幸なことなのかもしれません。
それと、売りのはずのアクションシーンがどうも見にくい。このあたりは完全にカメラワークの手際の悪さが露呈してしまっている残念なところ。
とは言え見終わった後はしばらく、というか今も気分はガン上がり。とにかく楽しい作品であることは間違いありません。
難しいことなんて考えずにスカッとしたい紳士淑女のみなさまにはとことんおすすめの一作でした。