on the way home

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行きがあれば帰りもあるのが旅の常。
空港はいつものように殺伐。
搭乗口までくれば少しはハレの感もあり。
離陸前に腹ごしらえを。
マックの朝メニュー。でもこんなの昔からあったけかな?
マフィンばっかり食べてたから気づかなかっただけかも。

中身はこんな感じ。


帰りの飛行機は行きよりも少し時間がのびておよそ14時間のフライト。
そして突然ですが
映画「パーフェクト・ワールド」93’米
監督:クリント・イーストウッド
主演:ケヴィン・コスナー
   クリント・イーストウッド


まさか機内からイーストウッド詣での出来る日が来るとは思わず。
今回はケヴィン・コスナーとのW主演という一作。
脱獄犯のブッチ(ケヴィン・コスナー)は途中で誘拐した少年と次第に
心を通わせていく。
一方保安官のレッド(クリント・イーストウッド)はむかし自分が少年院に
送ったレッドがそれを契機に常習犯へと変貌してしまったことにケジメをつけるべく
必死で後を追う。
果たしてブッチと少年は完全な世界へとたどり着けるのか?
というのが話の筋。
とにかくこの映画、初めから最後までそこはかとない寂寥感に彩られていてまずそれだけで切なさが高まるのですが
それでいてところどころに挟まれるクスリと笑える演出が近年のイーストウッド作品と趣を同じくしていて
この辺り00年代のヒューマニティに溢れたイーストウッドの作品群のルーツとして捉えてもよさそう。
ブッチと少年の逃亡劇は好くできているのですが、それを追うイーストウッドたちのチームの場面は正直蛇足の感もあり。
特にベテランで頑固な保安官と、犯罪心理学という新しい捜査ツールを携えた新米女性学者とのやりとりは結局うまく着地が
できないままでなし崩し的に終わってしまったように見えました。
でもラストのブッチと少年のシーンはうまく今までの話の流れをすくい取りながらまとめ上げていて素晴らしかったです。


そのほかにも数本映画を見て、結局帰りも少ししか眠れないままで帰国。
眠れないのか寝たくないのか、そこらへんはじゃっかん怪しいところですがね。
というわけで本当にあっという間の滞在でしたが久しぶりに外国へ行ってみて、これはとても思うところがありました。
最後に向こうにいたころから、今回あちらへ渡った間に自分がどれだけ変わったのか。
ここに関しては自信を持って俺はあの頃よりも強くなったなと思えたことが嬉しかったです。
もちろん新たに課題というか足りない部分も浮き彫りになりましたが、それも今回の機会があったからこそ気がつけた部分。
過去は未来が作る。
それを鮮明に認識するという意味でたまにかつての自分が存在した場所へ舞い戻ることはとても有意義なことであると感じた。