瓦解・再生

選挙戦もいよいよ大詰め。
でも例年に比べると街宣車からの呼びかけや駅前での演説等の風景を見ません。
なんか総選挙っていうともっとのべつ幕なしに候補者が騒いでいるイメージなので若干肩透かしの感もあり。
静かでいいですけどね。
今回の総選挙で一番の焦点といえばもちろん政権交代がなるのか否かなわけですが、当然現在の政権与党である自民党としてはそれを実現させるわけにはいきません。
で、そのために自民党が力を入れているのがネガティブ・キャンペーン。
要は民主党の欠点をあげつらうことに尽力している、と。
その一貫として話題になったのが相手陣営の首長クラスをモデルにした動画。
話には聞いていましたが見たことはありませんでした。けれどもそれを昨日の夜、ひょんなことから見ることになりました。
場所は表参道と明治通りの交差点。そこに掲げられているオーロラビジョンに例の動画が流れたのです。
内容はともかくとしてこんな場所でまで流すんだと驚き、そして嫌悪感と寂しさとに包まれました。
ネガティブ・キャンペーンも立派な選挙戦略だとは思いますが、体勢側の党がこれをやるのはやっぱりみっともないですよ。
結局、自分達の今までの活動に自信のない証拠にしかならないし、往々にしてこの手の作戦を実行する側は負けますからね。
政権与党は与党らしく自分達の成果を胸をはって堂々と訴えたらいいのに、それが出来ないのは成果が何もないからとしか有権者は思えない。
与党、そして保守としての矜持はどこへいった？
おそらく今回の自民党は大敗するでしょうが、これを機にもういちど党のあり方を見つめなおしてほしい。