怪奇現象

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今日一日の業務を終えてトイレ掃除をしようと男子トイレのドアを開けると異様な光景が。
なぜだか床が水浸し。
「あぁ水道管がいかれたか」と少しげんなりしたのも束の間、追い討ちをかけるようにそれはやってきました。
鼻をつく異臭です。
そして水浸しの床の所々にポツポツと申し訳なさそうに浮かぶ正体不明の物体達。
「これはまさかゲロか?ゲロなのか!?」と僕のげんなりは更に加速。
仕方なくまずは消臭スプレーを噴霧して環境を整えてそれから他のスタッフにも現状を知らしめました。
するとそのうちの一人がおかしなものを発見しました。
それはドアの内側にポツンとついていた小さくて茶色い物体。
彼が勇敢にもそこに鼻を近づけると「うぇぇ」という呻き声が。
そう、それはまぎれもないウ○コだったのです。
ここで僕達に様々な疑問が生まれました。
まず床に広がっていた水に浮かんでいたカラフルな物体は一体何だったのか。ちなみにその物体はいかにもゲロッパな様相ではなくピンク色の糸くずのようなものだったり、他にも色つきの物体でした。
そしてもう一つの疑問。
便器に座っていたとしたら真正面になるはずのドアの内側になぜ少量のウ○コが付着していたのか。
そしてこちらの疑問は清掃作業中に新たな展開を迎えます。
なんとドアの横の壁紙にもベチャリとウ○コがついているではありませんか!
ジーザス!なんて怪奇現象!
さらにトイレを出てすぐの床にも少し大きめのクズが、それから出口に向かう道筋にもとても小さな残骸がポツリポツリとあるのです。
つまりトイレから出たにも関わらず犯人の体にはウ○コが残っておりそれが歩くたびに下へと落ちていったという不思議なけつろんが導かれるのです。
そしてもう一つ不思議なこと。先のスタッフが言うには彼が最後にトイレを使用した午後5時半以降に犯行は行われたのですが、その間に「トイレを借して下さい」とたずねてきたのは初老の女性ただ一人だったというのです。
ちなみに犯行が行われたのは男子トイレ。
つまり犯人はわざわざ女性用のトイレは使わなかったことになります。
まさか女性に見えたのは男性だったのか?それとも単純に間違えただけなのか?はたまた何か意図があるのか?
今回の事件、謎が尽きません。