アナーキー・イン・ジャパン

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別に俺の思想がというわけでなくて今の日本の状態がね。
実質的な主権不在を気にもせずその原因を作った自民党の奴らが全国遊説でお祭り騒ぎをしている間にも高度な政治判断を要する事件が次々と起きている。
汚染米の不正流用で明るみになった農水省の体たらく。
これって結局あれだけ問題になったミートホープの教訓が全く生かされていないってことだ。
視察とは名ばかりで事前通告ありの出来レース。官も業も事なかれ主義、その場さえよければ御の字みたいないい加減なことをやっているが、今回はただの偽装とは悪質さが違いすぎる。
一歩間違えれば日本中が毒に侵されていたのだぞ。
いうまでもなく国家公務員とは国民全体の奉仕者である。しかしその国家公務員が国民を殺しかけたのだ。
そのうえ農水省事務次官は最初の会見で農水省に責任はないとまで言いやがった。
今日になってついに大臣と次官が辞任したが、これで幕引きなんてありえないぞ。
寧ろ問題はこれからどうするかだろう。
農水省の手抜き振りがわかる加害者も被害者も一緒くたにした汚染米流出先リストのせいで真面目にやってきた業者の方々の被害は甚大なものだ。
大臣の太田はどのみち新しい総理が誕生すればこの席をはずれていただろうからな、潔く辞めたつもりだろうがそうはいかんぞ。

そしてリーマン・ブラザーズの経営破たんに端を発する世界的な金融不安。
もちろん基本は日銀がしっかりと舵をとればそれで好いのだろうが、アメリカがAIGにしたような公的資金の投入など日本でもいつその種の政治判断が必要になるかはまったく予断を許さないだろう。

そんな中でも賑々しいお家騒動でお茶を濁しているのが自民党の総裁選だ。
どうでもいいからさっさと麻生で決めろ。他の候補者の次の衆院選に向けての顔見せ興行はこれ以上必要ない。
政も官もくだらない出来レースばっかりしやがって。
さっさと総理を決めて解散だ。
そしてこの腐敗体質を根こそぎ絶つためにはやはり政権交代しかないだろう。
自民党はあまりに長く政権にいすぎたのだ。民主党が優れているかは知らんがまずは一度全てを変えなければ始まらんだろう。
それでももし何も変わらんようならそのときこそ本当にアナーキズムが頭をもたげるかもしれんな。



ちなみに今日の進歩。
オグシオの区別が出来るようになった。
以上。解散。