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今年の10本 10位〜6位

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今年は昨年に比べると劇場で見た本数自体は減りました。そのぶん映画体験という言葉を実感する作品に多く出会えた年だった気がします。
たくさんの良作を見逃していることは承知で、それでも今年の私的トップ10映画を並べてみます。
年末年始の暇つぶしのネタにでもしていただければ幸いです。(まだソフト化されていないものもありますが)


10位 ブラック&ホワイト



テンポの良さ、洒脱なアクション、俳優陣の掛け合いの妙などなどトレイラーを見た時に抱く期待感をそのままパッケージしてくれた、荒唐無稽という言葉で片付けるには惜しい良作。僕はこういうスカッとさせてくれるアクションコメディが好みなので順当なランクイン。
何も考えずに見られるという評価はしばしば半笑いを伴って使われがちだけれど、見る側によけいな気をもませずに最初から最後まで興味を持続させるって実はものすごく大変なこと。
この映画はまさにそんな至難の業をかるーくやってのけてます。


9位 戦火の馬



10位のブラック&ホワイトとは180度真逆の重厚なドラマ。
第一次世界大戦に翻弄された1頭の馬と人間たちの織りなす物語に号泣メーン!!
主演男馬賞があれば受賞確実なお馬さんの凛々しさたるや、こいつリアル?と思いたくもなる圧倒的な存在感。
一枚一枚の画の構図や色彩にいたるまでどれもが美しく、その観点からも見ておくべき作品。
スピルバーグやっぱ腕あるわァと巨匠に再敬礼!


8位 この空の花 長岡花火物語



頭がクラクラするくらいに過剰。
何が過剰って画が過剰。演技が過剰。テンポが過剰。情報量が過剰。
でもそれは全て戦争のメタファーなんだと思う。
人から命を、希望を、想像力を奪う爆弾がなにより過剰に暴力的だ。
映画でありながらドキュメンタリー。そして、これは一編の詩。
だから「こんなの映画じゃないよ」なんて言わないで詩だと思って観てください。
詩は言葉でありながら言葉以上を語ります。
この映画も映像表現でありながら映像以上のものを語ります。
「痛いな!この雨痛いな!」


7位 SHAME



マイケル・ファスベンダーがご自慢のファスベンダーを開チンしてヤッてヤッてヤりまくる。
それだけの映画なのにどうしてこんなに胸に突き刺さるのか。
セックスの後に隣の顔を見てふと胸をよぎる「手にしたもの」と「失われてしまったもの」を表現しているからではないでしょうか。
その剥き出しの叙情性を象徴する夜のランニングシーン。背景にあるきらびやかなNYの街並みが残酷なほどに美しいために孤独の影はその色をより濃くします。このシーンで完全に言葉を失いました。



6位 ヤング≒アダルト



前に記事を書いているので感想はそちらに任すとして。
「この女イタイな藁」とか言って他人を見下してるヤツは俺がブッ殺す!