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現代アートの神髄は反復と心得よ。そして増幅。

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大阪の国立国際美術館に草間のやつを観に行ってきました。
詳しくない僕にとって草間彌生さんは水玉でおなじみの、って枕詞でしか説明できません。


つまりこれです。(TENGAじゃないよ)


有名なこのシリーズも展示あり。



なのですが、今回の企画展の中心は草間さんが2000年代後半に書き上げた絵の展示が中心。
「草間はん、絵もかいてはったんかいな」と驚くわたし。絵を見てさらに驚きます。
偏執狂的な作業の果てで濃密にキャンバスを埋め尽くす水玉、うねる線、目玉、横顔、繊毛その他多数。
イメージとしてはこれに近い、と見ながら連想したのはこちらの名盤ジャケ。草間はんの方が強烈よ。



現代アートのキーワードは反復ですが、まさにその通りの情報量の多さと同一感。
それが一枚の絵に終わらず何十枚と作品単位で反復されるとジワジワ脳みそが浸食されてきます。
草間さん(なんと今は精神病院で生活&創作中)は10歳の頃から幻覚を見るようになったそうで、子供の頃に初めて書いたお母さんの肖像にも無数の水玉がありました。
ここでもう一つ学んだ現代アートのキーワード。それが「増幅」
草間さんの場合、増幅しているのは言うまでもなく彼女のビジョン。彼女が見ている世界。
それを強烈に誇張することで増幅される異常性。
さらにそれを反復することで促進される増幅力。
この世界観の好き嫌いは別として展示を見てまわった終わりには誰の頭にも彼女の見る世界がこびりついていることでしょう。



帰り道の夕景。
刺激を浴びまくった体には冬の終わりの風とこの光が優しく感じられたのでした。


草間彌生 永遠の永遠の永遠
Yayoi Kusama Eternity of eternal eternity


http://www.asahi.com/kusama/