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マイケル・ジャクソン講座by西寺郷太

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6月18日、小雨の神戸にてNONA REEVESボーカルの西寺郷太さんによるマイケル・ジャクソン講座があったので参加してきました。
会場であるNHK文化教室には想像よりも年配のひとたちが多くてちょっとおどろき。ただ講座のはじめに西寺さんが言われてたのですがこのNHK文化教室の会員さんは内容に関わらずこの教室でやる講座ならば参加するという方が多いようです。文化教室恐るべし。
もう一つおどろいたのは席に置いてあった資料。なんと西寺さんの手書き。このご時世に手書きの資料をわら半紙にコピー。文化教室、好いです。



講座はまず西寺さんの自己紹介から始まりました。
幼い頃にスズキのスクーターのCMに出ていたマイケルに出会い、初めて買ったレコードはジャクソンズのVICTORY。そこから今にいたるまでマイケルのことは主にミュージシャンの視点から研究してきたとのこと。
今回の講座で特に印象的だったのはこのイントロとラストで繰り返し言われた、「マイケルは音楽で言えばモーツァルトやバッハ、絵画で言えばゴッホダヴィンチのようにこれから学術的に語られるべき人です。それなのに現状はあまりに研究されてなさすぎる。だからみなさんもみなさんの視点から研究すればいつか必要とされる日が来ます」という内容の発言でした。
そしてマイケルに対する報道の偏りと誤解についても念押しに語られました。マイケルの幼児虐待はあくまで疑惑であって、じっさいに告訴された2件のうち1件は和解、もう1件は勝訴しているので報道が”幼児虐待疑惑として世間を騒がせた”ではなく”幼児虐待で〜”と書くのはおかしいということ。そこからマイケルのことに関わらず報道のあるべき姿勢についても言及されていたのがとても印象的でした。
講座はマイケルの生い立ちから亡くなるまでを時系列に振り返っていくという内容でした。
マイケルだけでなくジャクソン兄弟それぞれのキャラにまでコメントがあり、次男ティトはお菓子大好きで太ってる。ギターを弾くけど上手くないという紹介は会場の笑いを誘いました。ちなみにアルバム「僕はゴキゲン」のShow you the way to goという曲の中でティトはレコーディングでもギターを弾いていますがヘタなので1度気になるとそれが気になって仕方なくなるそうです(笑)
マイケルについての話で興味深かったのはモータウンから抜けだしてジャクソンズとしての初アルバム「僕はゴキゲン」の制作で出会ったプロデューサー・ギャンブル&ハフのところでした。それまでただ歌わされるだけで、楽曲制作の過程を知らなかったマイケルがはじめて目の当たりにした制作現場。ギャンブルは決して巧みに楽器を操るでもなくアイデアと鼻歌を中心に作曲するということを知ったマイケルがどれだけ勇気づけられたのかという話はマイケルを語る上ではかかせないところなのでしょうが、一般的にはあまり知られていないところだと思います。
そのほかにも面白いエピソードは数え切れないほどでしたが、2時間という時間はあっという間で終盤駆け足になってしまったのはすこし残念でした。
このような講座に出るのは初めてでしたが、西寺さんのトークスキルと内容の深さでとても楽しめました。
この後は大阪・東京でも講座があるそうですがチケットは既に売り切れとも聞いています。ただ、今後も続けていかれるような感じでしたのでお近くの会場に来られる際にはぜひ参加してみてはいかがでしょうか。オススメです!


発売されたばかりのNONA REEVESによるカバーアルバムChoiceもオススメです!
西寺さんのマイケルっぷりがすごい。


"CHOICE" by NONA REEVES