読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Super High Me

このエントリーをはてなブックマークに追加

映画「スーパー・ハイ・ミー」
監督:Michael Blieden


マリファナを30日間吸い続けたらどうなるかを実験するドキュメンタリー。コメディアンのダグ・ベンソンは30日間マリファナを毎日吸い続けることで、自らの体を使ってマリファナの影響を調べる。
from 松島・町山 未公開映画祭HP

スタンダップ・コメディアンのダグ・ベンソンはアメリカの大麻専門雑誌で大麻ネタで有名なコメディアン第二位に選ばれるほど自他共に認める大麻常習者。
って、こんな物騒なことを書くとなぜそんな奴が天下の往来をなんて思うかもしれないが、アメリカではいくつかの州が医療目的の大麻使用を法的に認めている。
そんな彼がある日いつもの舞台の上でモーガン・スパーロックが30日間マクドナルドを食べ続けた映画”スーパー・サイズミー”をネタに「俺なら30日間マリファナを吸いまくるスーパー・ハイ・ミーだぜ」と言ったことから始まったユルユル映画。
30日間吸いまくる前にまずは脱マリファナをするため30日間の禁マリファナをしたり、その間に学力テスト、肺活量テスト、果ては超能力テストまで行ったりして、ハイな時とそうでない時の違いを比べたりするなどのアトラクションもあるけれど、基本的にはダグのぽっこりふくれたお腹のように締まりのない毎日の様子と大麻ネタを披露する舞台の様子の応酬が繰り広げられる。
それじゃあそんなに面白くない映画だったのかというと、これがそうでもなくてなかなか興味深いシーンも多い。
LAの医療用大麻取り扱い店の内部やシステム説明があったり、そんな合法のはずの店がDEA(麻薬取締局)の手入れを受けるシーンなどは見応えバッチリ。
この映画が唯一ドキュメンタリーとしての社会性を帯びるのはまさにこの修正第十条を巡る紛糾を捉えた場面だろう。
しかし、肝心のダグはこのくだりにまったく関わっていない(笑)
ということで、随所に目を見張る場面はあるものの基本的にはダランとしたヴァイブスが流れる今作。
ま、映画の主題がマリファナだけにそれも仕方のないことか。