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의형제

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映画「義兄弟 〜SECRET REUNION〜」 10’韓

監督:チャン・フン
主演:ソン・ガンホ
   カン・ドンウォン


とある平和な団地で起きた凄惨な殺人事件。犯人は北朝鮮を脱けだして韓国で生活をしていた金正日のはとこを殺すために送り込まれた北からの刺客だった。この事件を事前に嗅ぎつけた国家情報員のイ・ハンギュ(ソン・ガンホ)だったが多くの警官を犠牲にしながらも犯人を取り逃がしてしまう。これをきっかけに仕事をクビになったハンギュは探偵稼業に精を出していた。事件から6年後、ハンギュは思わぬ形で犯人の一人ソン・ジウォン(カン・ドンウォン)に出逢う。お互いに心の内を隠しながら一緒に探偵業をすることになった二人。少しずつ絆を深めていったように見えたが北朝鮮である事件が起きたことにより事態は急変してしまう。



韓国映画に驚くような熱さや緊張感を与える要素として南北問題を挙げることに異論はないと思う。
もちろんそれが作品によい作用を与えているからといって南北問題があってよかったねということではない。
そんな問題はないほうがいいに決まってる。しかしそのリアリティを描いている作品に良作が多いこともまた事実である。
この義兄弟も物語の根幹に韓国と北朝鮮の問題がある。
ソン・ガンホ演ずるイ・ハンギュは韓国の情報員として国内で暗躍する北の工作員を追いかける立場。
カン・ドンウォン演ずるソン・ジウォンは追われる立場の北朝鮮工作員
その二人が徐々に心を通わせる、なんてあらすじだけ聞くと、まあこれはよくあるタイプの南北モノだと思うのも無理はない。
しかしこの映画、それらの映画によくあるような「俺たち本当は同じ祖国を持つ者なのに憎み合うなんてやるせないよね」的な義兄弟描写はほとんどない。
どころか、ここにある心理描写はどれも些細でありふれた、つまりは南北問題がどうこうなんて背景以前の男と男が互いに互いを認め合っていく過程でしかない。
この一点においてこの義兄弟は数ある南北モチーフ映画とは一線を画している。
一応指摘しておくと映画中に女の出てるシーンが何秒あった?っていうくらいにとにかく男しかでない。
スイーツな恋愛モノばかりが量産される日本と比べると、この潔さには目を見張るしかない。
ただ一つ興ざめだったのはラストを綺麗にまとめようとしすぎたところ。直前にすすり泣きしていた人なんかは「えっ!?」と思ったんじゃないかな。
それでもみんな大好きソン・ガンホのいつものやさぐれてるんだけど熱いあの感じとか、カン・ドンウォンが魅せるうまく心を開けない人が見せる不器用な笑顔には感じ入るものがありました。
特にカン・ドンウォン。この映画で初めて知った俳優さんですが少女時代やKARAにはなにも感じない僕が彼にはキュンときてしまいした。
あーゆーシャープな感じの子?いいわよね〜。