読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

麺豪山下

このエントリーをはてなブックマークに追加

チュルチュルと二軒のビッグネームを制覇した我々が次に向かうは麺豪山下というお店。
筆者はともかくとしてうどんマスターもまだ未経験のお店。開店は2009年の10月とまだまだ新しい。
「この店の人は昔アームレスリングの選手だったみたいですよ」とうどんマスターは持ちうる数少ない情報を提供してくれた。
「それって白川じゃん」筆者は昨年のうどん行脚で訪れたやたらとコシのあるうどんを食わせてくれる店を思い出した。この店の店主もそのむかしアームレスラーとしてならしていた腕力を活用してやたらとコシのあるうどんを食わせてくれたものだった。
「なんだろうね、そのアームレスラーからうどん屋ってのは転身しやすいのかね。それとも白川を筆頭にしてその手の派閥でもあるのかね」
「そうですね。間違いなくうどんをこねるのは得意そうですからね。これで味も似てたら宮武系*1ならぬ白川系の誕生ですよ」
うどんマスターはおよそうどん好きにしかわからない例を持ち出して悦に浸っている。が、後にこの発言が彼の首をしめることになるとは思いもしなかっただろう。


一軒前のなかむらから次の山下まではわずか10分足らずのショートインターバルで到着。
"うどんや"というシンプルな看板に自信のほどがうかがえる。


店内は混み合うこともなくスムースにオーダーへ雪崩れ込むことが出来た。
勢いが削がれなくてありがたい。

ひやかけ。


「さて、アームレスリングで培ったパワーはどんなもんでしょう」
と一口すすった瞬間に筆者は思わず声をあげてしまった。その濁りのない、いりこのダシ汁はまさに白川のそれだったからだ。
"まさか本当に白川系の勃興か!?"
とうどん界の新たな胎動に心を踊らせながらやたらとコシのあるうどんをすする筆者。
例のごとく瞬時に平らげた丼を前に向かいの席でうどんをすするうどんマスターを待つ筆者は無造作に置かれた雑誌の記事に目を止めた。
そこにあったのは我々が今いる麺豪山下の取材記事。
そして冒頭に早速こんな記述が。
"元白川の店主が新たなお店をオープン"
「おい!同じ人がやってんじゃねーか!」
本気で顔を赤らめたうどんマスターがその後しばらくうかつな情報を吐かなくなったことは言うまでもない。
というわけで、白川の味が好きな人はこちらへもお越し下さい。もちろんうまかったっす。

*1:言わずとしれた有名店。ねじれの入った歯ごたえのある麺は多くのフォロワーを生み出した。昨年の悪しくも閉店したが、今年になって復活。