泣きそうになった

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本日の神戸は気持ちよく晴れ渡ったけれど風は少し冷たさを含んでいたのが夕暮れに走るにはちょうど良くて快適なランを満喫できた。
そんなランニング中、キャッチアップできていなかったタマフルポッドキャストにて。
特集コーナーは「クラブ・バージンのあなたに送る!タマフル的 2010年・最新クラブレポート!」
と銘打ってインドネシアで激アツのダンスミュージックであるファンキーコタ特集ですっかりお馴染みになった高野政所さんを迎えて。
今までの登場回の中身を考えれば今回もネタトークの雰囲気たっぷりでいくのだろうなと思いつつ。
で、実際にそんな雰囲気を中心に据えて放送が進んでいくのだけれど、高野さんがご自身で経営されているクラブ「アシッドパンダカフェ」をきっかけにラップを始めた男性二人の曲が紹介されてから雰囲気が少し変わる。
30を過ぎてからラップを始めたMC紳士とMAD刃物というこの二人の男性がつむぐライム。
そのライムのもつポエジーが走る自分の胸に刺さって思わず泣きそうになった。
おしゃれな詩でもなく、ゲトーな感じを無理して演出しようとするわけでもなく。
ましてや君の思い出をなんちゃらかんちゃらなんて甘ったるいそれでは全くない。
ここにあるのは聞いてるこっちが恥ずかしくなりそうなほどに真っ直ぐで愚直なライムだ。
でも、だから刺さった。
夕暮れの侘びしさと誰かの甘い香水の香りにも胸を締め付けられそうだった。