ニッポンの思想 佐々木 敦
「思想」と呼ばれるものには、「世界」を「変革(更改)」しようとするものと、「世界」を「記述(説明)」しようとするものがあるのではないでしょうか。 【ニッポンの思想 P.97】
- 作者: 佐々木敦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/07/17
- メディア: 新書
- 購入: 17人 クリック: 199回
- この商品を含むブログ (160件) を見る
「理解」の入り口になるような前提=コンテクストを共有していない誰かに何かを「理解」させようとするとき、われわれはいわば「命懸けの飛躍」を強いられます。しかし/そして、それは相手も同様であって、そこにその機会限りの奇跡的な「理解=コミュニケーション」が実現される。だがしかし、その「奇跡」は、実はごく日常的に何度となく起こっていることでもあります。 【ニッポンの思想 P.130】