Pale Rider

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映画「ペイルライダー」 85年 米
監督:クリント・イーストウッド
主演:クリント・イーストウッド


ハル(マイケル・モリアーティ )は金鉱の一角であるカーボンキャニオンで一攫千金を夢見る人々と暮らしている。
しかしこの金鉱の権利を奪おうとするラフッド(リチャード・ダイサート )からの圧力で村の団結は今にも崩れそうだった。
そんな折、ひょんなことから牧師(クリント・イーストウッド)が村へやってきた。
牧師は村人達に団結を促して徐々に村は活気を取り戻していく。
それが気に入らないラフッドは腕利きの悪徳保安官であるストックバーン(ジョン・ラッセル)を雇って牧師を村から追い出そうとする。


ストックバーンとその部下である6人の男。
こいつらがズラッと整列した姿。これがめちゃくちゃ画になる。
そしてそこに対峙するイーストウッド。これも感嘆の声をあげるほどにかっこいい。
この映画はとにかくそこに尽きる。ていうかそれしかない。
特に最後の戦いの場面。完璧なロケーションにため息のでるほどにくい演出で
「こんな男を演じられたらだれだって惚れるわ」
と、半ば怒りに近いほどの感想を持つに至った。
劇中でイーストウッド扮する牧師に恋をしてしまう女の子がいるのだけれど、その子の思春期特有の危うさを含んだ純粋な恋心もかなり刺さった。
とにかくイーストウッドのかっこよさを堪能するならこれしかないくらいに完璧な一作。