9月9日 はなや食堂

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3軒目のなかむらさんを制覇したのが午前10時前。
そこから次の目的地である”長田in香の香”さんまではうどんマスター曰く「30分もあれば…」とのこと。
「いいペースじぇねーか!」
筆者は逸る気持ちを抑えきれずに車へ乗り込む。とにかくうどんを食わせろ!それに尽きるのだ。
そして予定通りにお店に着く。しかし我々の予定にこの事実は組み込まれていなかった。
”長田in香の香”本日休業日!!
まさかの展開に茫然とする筆者。そして
「定休日が変わってる!!」
と狼狽しまくりのうどんマスター。
次に行くことを予定している日の出製麺所さんは開店が12時からと時間が有り余っている。
それまでにどこか行けるところはあるか、そのとき一応持参していた物の本にあるお店を発見。
それはここ”長田in香の香”から四国お遍路76番札所「金倉寺」挟んで反対側にあるはなや食堂さん。
「すぐそこだし、じゃあそこで」と我々は軽く決断。このフレキシビリティが旅を豊かにする。
そしてこのはなや食堂が我々を豊かにした。



えー、最初はお店かどうかわかりませんでした。
それくらい佇まいから商売っ気がない(笑)
なんせ我々が恐る恐る店に入って促されるままに席に着くと、店のおっちゃんが思い出したといわんばかりの素振りでのれんをかけはじめたのだ。「遅いよ!」と心でつっこんでおく。
そして店内。もはやアンティーク屋かと思うほどの年季ものばかり。
内心「大丈夫かなぁ」と不安を感じつつも注文を通す。
そして登場。


9:冷やし

見よ!この友達の家で昼ごはんをご馳走になったかのような供され方。
しかしうどん自体は旨かった!
今までの中では一番と言えるコシの強さがあることには何より驚いた。
うどんを担当していたのはおばちゃんだったのだが実はとんでもない腕力の持ち主だったのか…?
そして物は試しにと天ぷらも追加してみる。
だって天ぷら担当のおっちゃんがあまりにシブかったから。


そしてこの店の天ぷらが我々をさらに驚愕させた!
それでは見ていただこう。たこ天のおなーりー。

で、でかい!!

そして衣が黄金色!!
ああ、いま思い出してもよだれがでそうなほどこれは旨かった。
もちろん揚げたてサクサクの衣の食感。そしてそこに鮮やかなコントラストを与えるたこの弾力感。
筆者がかぶりついてその熱さに悶えていると、お店のおばちゃんが
「熱いやろ?でも旨いやろ?」
と話しかけてくれる。こんなやりとりも、嬉しい!楽しい!大好き!
怪我の功名とはよくいったもので、偶然訪れた店で最高の出会いでした。
また行きたいな。
帰りにはしっかりのれんがかかってました。チャンチャン。