Finding forrester

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映画「Finding Forrester」 邦題:小説家を見つけたら

監督:ガス・ヴァン・サント
主演:ショーン・コネリー
   ロブ・ブラウン


老人と少年の爽やかな友情物語。
タイトルに惹かれて見てみたら大当たりでした。
何より運命的だと思ったのはこの映画の中に出てくるもののいくつかがことごとく自分の実生活とリンクしていくところ。
例えば主人公の少年の名前がジャマールで、これは先日見た「スラムドッグ・ミリオネア」の主人公と同じ名前だったり、
そのジャマールが読んでいる本が三島由紀夫キルケゴールでこれらは僕が最近読んだもの。
さらに劇中で登場する詩にエドガー・アラン・ポーのレイヴンがあって、これも僕が最近読んだ本の中で紹介されていた。
あと一番驚いたのは出演者にラッパーのバスタ・ライムスが出ていて、この人のニューアルバムは今日丁度買ったばかり。
バスタを見た時は驚きを越えて笑いすら起きました。
だから好い映画だったってことではないけれど、なんかたまたま手にした映画とここまで繋がる部分があるとどうにも肩入れしたくなる。
厭世的だった老人が初めは閉ざしていた心を徐々に開いていき、いつしか少年と友情を交わすという物語はよく考えてみれば、これも先日見た「グラン・トリノ」と一緒じゃないか。
ますます素晴らしい映画だったと言いたくなるな。
見て損なし。よければどうぞ。