多々

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トピックがいくつかあるのでいってみよう。
まずは映画。
ダークナイト
監督:クリストファー・ノーラン
主演:クリスチャン・ベール
助演:ヒース・レジャー
   アーロン・エッカート


とにかく暗い。バットマンと聞いていわゆるポップコーンムービーを期待した人にはさぞかし辛い映画だろう。残念だがここにミスター・フリーズは出ない。まあ前作のバットマン・ビギンズが既にその種の観客をふるい落としているから被害者は多くないだろう。けれどこんな恋人や家族と一緒にはなかなか見難い映画にアメリカでは記録的な集客があるというのだから嬉しくなる。
ジョーカーの存在感がとにかく語られる映画だが、彼の提示した問題を果たして我々はどれだけ自分のこととして捉えることができるだろう。光の騎士としてゴッサムシティに立ち向かっていたハービーの末路はとてつもなくリアルだ。これほど見終わったあとに議論をしたくなる映画もない。是非見て欲しい。


ガラッと話題を変えて、民主党のお家騒動。結局姫井議員が離党を踏みとどまったことで民主党の被害は最小限に抑えられたわけだが、この女は一体なにがしたいのだろう。離党撤回の理由として新党結成が民主党の切り崩しに加担することを知ったからとか言っているが、こんなもの初めから自明の理だろ。どうせ地元の後援会からの反発が強かったから慌てて元鞘に収まっただけだろうが、民主党もこの程度の議員の動きを水面下で抑えられなかったところに党内の亀裂を感じさせる。トロイカ体制はあくまで現体制の主力達だけで、若い世代との融合にこれからの民主党の趨勢がかかっている。


最後は音楽。久しぶりにロックに面白い動き。といっても結局半分懐古趣味的なところは否定できない。
もちろん彼らの音楽は今を鳴らしているが、自分の興味の矛先がね。
まずは先日の日本初公演も大成功だったらしいthe verve。ニューアルバム「Forth」が発売された。
先行シングルのLOVE IS NOISE。この高揚感がたまらん。


そしてOASIS!!
10月1日に新作「Dig Out Your Soul」の発売が決定した。
前作を出した2005年頃には新作は4・5年出さないとか言ってたのに、嬉しい誤算だ。
ノエル曰く新作は今までに無くグルーヴィとのことで前作や配信限定だったLord don't slow me down辺りのモロ60年代回帰路線ではなくなるのかもしれない。
先行シングルのshock of the lightning。世間的には目新しくもないがオアシス的には新機軸!


やっぱリアムとリチャードの存在感は圧倒的だ。これぞ90年代をサヴァイブした強さだな。