ふわふわふるる

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恋をすると全てが愛しく思えるなんてもう鳶が鷹を産むくらいありふれたことで言葉にするのもはばかれるけれどやっぱり言わずにはいられないの。朝起きてカーテンを開けたら青い空が見える。今までだってそんなこと何度もあったよ。でも今の空と昔の空は絶対に違うの。
そして外へ出たら何が見える?すれ違う人がいて、中には忙しそうにしてる人もいればそうじゃない人もいる。お散歩中のあの犬も、日なたで眠るあの猫も、前から知ってるよ。でも今の彼らと昔の彼らは全然違うのよ。
やがて目を閉じたとき、わたしが見える。悲しいときも楽しいときも色々な服を着て色々な歌を歌う。今のわたしと昔のわたし。あの人に出会ってから少しは変わったかなぁ?
ふわふわふるる、わたしを包む。空気に恋をしています。

空間

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